デイシックスの舞台は華やかさで押し付けるスタイルではない。花火が飛び出したり、過度のパフォーマンスがあるわけでもないのに不思議に目を離すのが難しい。理由を考えてみると、その舞台には「集中力」がある。メンバー各自が自分の席に完全に没入しており、音楽に完全に入っている。その集中力が舞台全体を包んでいるので、見る人も自然に吸い込まれるようになる。
ルックスについても見続ける魅力がある。最初はただ淡白な印象だと感じたが、舞台の上で歌を歌って演奏する姿を見てみるとその印象が完全に変わる。表情一つ、目つきひとつが歌とよく似合う。特に感情が盛り上がる部分で顔に擦れる微細な変化がとても本物のようで、演技のように感じられない。そんな瞬間には「あ、この人は本当にこの歌の中にいるんだな」という気がする。
キーや体型のような部分も舞台でさらっと大きな役割を果たすと思うが、デイシックスは全体的に舞台がとても安定して見える。楽器を持っていても姿勢が乱れず、立っている姿自体が快適。まったくフォームをつかもうとしないのにシルエットがカッコイイ。それはおそらく自分の体に馴染み、ステージの上でどのように動かすべきかを知っているからだろう。そんな自然さが見る人をより楽にする。
デイシックスの魅力は「過ぎない」から出てくると感じる。声を無理やり握らず、感情をわざわざ大きく表現しない。それでも歌は十分に深く迫ってくる。それはむしろより大きな響きを作る。率直に歌って、自分の感情を隠さないが膨らませない感じ。だから歌詞がもっとはっきりと聞こえ、私の話のように感じられる。
もう一つ印象深かったのは、メンバーの間の雰囲気だ。お互いに頼っているというのが舞台の上でも自然に見える。目に遭ったり、演奏タイミングを合わせる瞬間でチームワークが感じられる。誰が前に出て飛び出そうという感じではなく、一緒に一つの音を作っているという印象が強い。だから舞台がより硬く見え、長く見ても飽きない。
歌を歌う態度でも本気が感じられる。観客に見せるための舞台というよりは、自ら納得できる舞台をしているように見える。だからか歌が終わった時拍手をする立場でもただ「よく見た」ではなく「ありがとう」という感情が生まれる。良い音楽を聞いてくれてありがとう、その時間を一緒に使ってくれてありがとう。
デイシックスはハンサムやキーのような条件だけを置いてみると、最近の基準で非常に刺激的なグループではないかもしれない。ところがそれがむしろ長所のように感じられる。飾られたイメージより人自体が先に見えるからだ。舞台の上から流れる汗、息切れの様子、歌が終わってしばらく笑顔になる瞬間がすべて自然だ。そんな本物のような姿が積もって大きな魅力になる。
だからデイシックスを見て素敵だと感じるのは、単純な好感以上の感情のようだ。この人々の音楽をもっと聞きたい、舞台をもっと見たい、時間が経ってもずっと応援したいと思う。キラキラと消える魅力ではなく、ゆっくりと染み込む魅力だ。最初よりも後が良く、知れば知るほど深くなる。
デイシックスの舞台は私にとってそんな存在だ。派手でなくても十分に強く、叫ばなくてもはっきりと伝わるもの。ルックス、身長、雰囲気、態度、音楽がすべて別々に遊ぶのではなく、一つにつながっている。だからその舞台を見てみると自然にこんな気がする。 「あ、これで人々がデイシックスが好きだな」そしてその理由をあえて言葉ですべて説明しなくても、舞台ひとつで十分だということも。