
01
初対面は思っていた以上に良くなかった。午前2時、誰もいなくて、家々の灯りも消えた遅い時間に、家に帰る途中、
「番号ちょうだい、好きになった。」
どこかのクレイジーな奴が私に番号をくれと要求してきた。
「…え?」
「一目惚れしたって言ったでしょ、あなたを見て。」
顔も見えないほど暗いのに、いったい何を見て好きになったって言うんだ…??
いや、それよりも、明かり一つない狭い路地で、大きな体格の人が私の前をふさいでいるから、すぐにでも襲われるんじゃないかと思った。逃げたくて番号をすぐにでも渡してしまおうかとも考えたけど、その番号を使って呼び出されて臓器売買されるか、何百万の金を要求されるんじゃないかと思って、渡すことはできなかった。
すっ_
「携帯をちょ…」
「ぎゃあああ!!!おじさん、私に触らないでよ!!!」
「え…?」
「近寄るな!!近寄ったら通報するから!!」
「…あ、いえ…」
すぐに逃げた_
「…あのクレイジーな女は一体…?」
「ふう…追いかけてこなかったか…?」
「こんな夜道で、何しようとしてたんだよ!!」
「俺ならこんなことにはならないけど、他の女たちだったらもう…!」
「うわ…このクレイジーな奴!!」
こんなことを言っていたけど、足がガクガクして、その場に座り込んでしまった。そして家に帰ってきた後、万が一に備えてカーテンを閉め、夜を明かした。
「はぁ…全然寝られなかった、これってなんなんだよ…」
「ほんと、あいつぶっ殺しておけばよかった…!」
「バカな奴!!」
夜を明かした結果、クマのような目の下の隈があごまで下がった。こんなレベルなら、縄跳びだってできそうだ。怖くて全然眠れなかったのに、今でもプライドを保とうとして、その男を罵っている。影だけでも南山より大きかったのに、ぶっ殺すどころか、私が死んじゃうんだろうな…
「通報しとけばよかったのかな…?」
「身長は高いし、体格も大きいし!!」
「なんで番号を渡さなきゃいけなかったんだよ?」
「ほんと、あのクレイジーな奴…」
「それ、俺に言ってるのか?」
「……?」
「身長高くて、体格大きくて、昨日番号くれって言ってきた奴。」
「そのクレイジーな奴、俺みたいだな。」
「…まさか? えっ…!!」
息が止まる思いだった。
言葉も出せず、動けなかった。
身長は高くて、体格は大きくて、本当に怖いのは間違いないけれど…

クソ_
マジでイケメンだった。
