(BGM:River Flows in You)
2018年8月19日
今日もまた、俺はお前の 友達 としてそばにいる。
キム・ヨジュの友達、ビョン・ベクヒョン として。
お前が毎日を楽しく、退屈せずに過ごせるように。
でも、お前はいつも俺に 友達 だと言う。
「10年経ってもずっと友達でいようね」 なんて、
そんな辛い言葉を何度も何度も俺に投げかける。
2018年11月30日
今日は金曜日だからと、家でチキンとビールを飲もうと俺を誘った。
酒も飲めないくせに。
21歳なのに、お前はまだ高校生のように見える。
開けっ放しの玄関のドアは、誰かを待っているみたいだった。
でも、俺は気づかないふりをした。
「今日は何してた?」と聞くと、
スジョンとジウンと遊ぶ約束だったのに、
二人とも来れなくて、一人で街を歩いていたと話す。
そんな風に、また俺は何も感じないふりをして、
「じゃあ今日はうちで映画でも見よう」と言った。
お前は嬉しそうに笑って、
「神と共に を観たかったんだ!」と目を輝かせた。
半分以上残ったチキンとビールを片付け、
俺たちはコンビニへ向かった。
俺はお前の好きなキャラメルポップコーンを手に取る。
レジに向かおうとした時、お前は酒売り場の前で立ち止まり、
じっと棚を見つめていた。
しばらくして、何事もなかったかのように俺の隣へ戻り、笑ってみせた。
会計を済ませた後、ふとお前の顔を覗き込むと、
見たことのない表情がそこにあった。
俺はまた気づかないふりをする。
ただ、お前の手をそっと握った。
そして、俺たちはそのまま家へと帰った。
家に着くと、テレビの前に座り、
ポップコーンとサイダーを用意した。
ついに映画を再生すると、
お前は画面を見ながら時々びくっとして、
食べる手を止めなかった。
…はぁ。
バレないようにしないといけないのに、
こみ上げる涙を抑えられなくなった。
俺は慌ててトイレへ向かう。
幸い、お前は気づいていないようだった。
蛇口をひねり、しゃがみ込みながら、
堪えきれず涙をこぼした。
苦しくて、苦しくて、どうしようもなかった。
俺はお前に、こんなことを言ったことがある。
"俺の気持ちはチョコレートだ。
だって黒いから。
だって甘いから。
黒く心を覆い隠して、
甘さで嘘を隠して、
噛み締めると痛くて、
でも美味しくて、夢みたいで、
それでもチョコレートは溶けてなくなる。
そして、チョコレートが残した虫歯は、
傷は、痛いんだ。"
お前は笑って、
「それ何?意味わかんない」って言ったよな。
お前は知らなかった。
俺がどんな気持ちでいたのか。
でも、俺は大丈夫だと思っていた。
だから、ずっと耐えてきたのに。
どうして。
何もなかったふりをして戻ったけど、
またお前の顔を見た途端、涙がこみ上げた。
俺はお前に 「可愛くない」 って言った。
お前は俺を 「友達」 だと言った。
違うんだ。
お願いだ。
もう一度、ちゃんと言わせてくれ。
俺はお前を守りたかったんだ。
でも、それすらも嘘になってしまった。
だって、今お前は俺のそばに幽霊として 残っているのだから。
