
「今日はお酒無理だわ。
おばあちゃんが早く帰ってこいって。」

「えー、おばあちゃんに会いに行かなきゃなのに。恋しいな〜」

「ウチのばあちゃんは、お前には会いたくないと思うけど。」
「うるさい。」
「一回うち寄ってから、●○区@@洞102-1に送ってって。」
「おい、雇うなら金払えよ?
ちゃんと契約しろ。じゃなきゃ労働部に訴えるからな?」
。
。
。

「なあ、結婚生活がキツかったら言えよ。
先輩として、ちょっとくらい懲らしめてやれるぞ?」

「その気持ちはありがたく受け取っとく。じゃあ、行くわ。」
灯りひとつついてない真っ暗な家に帰ったとき、
誰もいないと思っていた。

「やっと帰ったね。」

「うわ、びっくりした…なんで電気もつけないの。」

「部屋にいた。荷物はそっちに置いて。
君の部屋はあっち。」
「そして…お互い望んで結婚したわけじゃないんだから、
仕事のことには干渉しないってことで。」

「あーはいはい。
そういうの大賛成。別々に生きましょ。」
荷解きをしていたときだった。
ノックの音がする。

「荷物片付けたなら、ちょっと出てきて。」
「は?なんなの。」
「最低限のルールくらい決めとこうと思って。」

「はあ?ルール4って何よ?
“お互いに恋人がいるかどうか伝えること”?
高校生かよ。」

「知らないと、無駄に干渉したり気を使ったりするだろ。」
「字、ミミズが這ってんのかってレベルなんだけど。」
「イヤなら、お前が書けよ。」

「それと、俺には恋人いるから。」
。
。
。

……え?
