今日からキツネを飼います!

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「はあ、お腹すいたけど家に食べ物がない…」
「外に出るの面倒くさいな…」
「もう、行ってこようっと」

朝からお腹がすいて冷蔵庫を開けてみたら、予想通り空っぽだった。
やっぱり一人暮らしは大変だ。
出かけるかどうか悩んだけど、空腹のままでいるよりマシかと思って上着を羽織り、玄関を出た。

「うわ…マジで寒い…やばい…!!」
「キィーン…」
「……?」
「キィーン…クゥン…」
「えっ…この可愛すぎる生き物は…?」

「こんな寒い日に捨てられたのかな…私が連れて帰らなきゃ!」

ドアを開けた瞬間、冷たい風が顔に吹きつけた。
あまりの寒さに体をすっぽり包んでコンビニへ向かっていたけど、
路地からクンクンという声が聞こえてきた。
気になって見てみたら、世界一可愛いちびっこが寝転がっていた。
この寒さで捨てられたんだと思って、上着をかけてあげて、コンビニのことは忘れてそのまま家に引き返した。

「こんにちは、かわいこちゃん…?」
「…」
「うぅ…キュン死しそう…」
「…」
「寒いよね?ちょっと待ってて、毛布持ってくるね!」

家に戻ってソファにそっと乗せて見つめていたら、
その子がうっすら目を開けて私を見てきた。可愛すぎる。
しばらく見つめていたけど、小さな体が震えているのが見えて、
部屋に毛布を取りに行っていたそのとき…

「きゃあああああ!!!」
「…!!」
「な、なに…!?誰なのあなた…!?」

「やっほー、ご主人様!」

ご主人様…?なに言ってるの…?

名前:ヤン・ジョンイン
年齢:人間の年齢=21歳 / 動物の年齢=3歳
種族:フェネック(砂漠キツネ)

この世の可愛さをすべて持っている“半人半獣”。
路地裏で震えていたところをヨジュに拾われた。
ヨジュをとても信頼している。
実は人間の年齢でいうとヨジュより年上のお兄さん…。

名前:キム・ヨジュ
年齢:20歳
大学生。
コンビニに向かう途中で迷子のジョンインを見つけて、連れて帰って育てることに。
可愛いものが大好きで、ジョンインをとても大事にしている。