長い間待ち望んでいた瞬間がついに実現したときの気持ち、わかりますか?今日がまさにそれです。ここ数ヶ月、必死に働いて、大学の学費とは別に、自分にご褒美をあげるのに十分なお金を貯めました。お金を貯めるためにここ数ヶ月、飢えに暮れたのも楽しいことではありませんでしたが、なんとか乗り越えました。そして今、私は鏡の前に立って髪をとかし、7年近く憧れていた人たちに見栄えよく見せようとしています。ただBTSのコンサートに行くだけなのに、まるで大統領か何かに会うような感じになっています。アイドルへの愛を悲劇的な話のように、子供じみているように聞こえるのは分かっていますが、興奮を抑えられません。友達からもらった宝石がちりばめられたヘアピンを手に取り、それを買うお金は絶対にないので、髪のサイドにピンで留めました。鏡に向かって最後にもう一度微笑む。瞳はきらめき、ずっと待ち望んでいたその瞬間に心の準備を整える。一日はあっという間に過ぎてしまうかもしれない。だから、少しでも長くこの瞬間を大切にしようと心に決め、靴を履いてアパートのドアを出る。