
「全員カメラの方を向いて!」リーダーの叫びが響き渡った。
ステージ上の全員が、お決まりのポーズで準備万端です。
チャニョルは左手でハートを作り、ギョンスに少しだけ追従してハートサインを完成させた。しかし、ギョンスはチャニョルへの返答が少し遅かったようだ。
「チャン…」ギョンスが呼びかけた。
「さっきもこんな感じだったのに」とハートサインを披露した。
「でも実際は他の人とハートを作ったんだね」チャニョルの口調は本当にがっかりしているようだった。
"ごめん..."
ギョンスはチャニョルを無視するつもりなんてなかった。ただ、返事が少し遅かっただけだよ。
チャンスとシウウィートはコンサートの間中ずっと沈黙していた。
まだ怒っているチャニョルと、まだ混乱しているギョンス。
最後まで、
「チャン、後で一緒に帰ろうよ」とギョンスは誘った。
最初は黙っていたチャニョルが突然信じられないほど幸せそうになった。
"本気ですか?"
ギョンスはうなずいた。
特にギョンスがそう言った時、チャニョルは熱狂的な笑顔を隠すことができなかった。
「夕食を作ったのは私です。」
よし。もう十分だ。これで、いつも笑顔を浮かべている、半分正気を失ったチャニョルの姿を想像できるだろう。
