そこで彼は、自分が最も大切にしている手紙と絵が入ったかわいい封筒を見つけ、それらを取り出して一つずつ匂いを嗅ぎ始めました。それぞれに異なる香りがあったからです。彼は香りが好きだった、いや、香りが大好きなのです。
彼はソンフンと一緒に様々な香水店に通い、様々な種類の香りを試していた日々を思い出し、自分の香りを厳選して誕生日プレゼントとしてソンフンに贈ったこともあった。
彼は最後の封筒を取り出した。それは黄色で、爽やかなレモングラスと柑橘類の香りがして、キャラメルアップルの甘い香りがした。彼は手紙を取り出した。読み始めると、彼の美しい目から涙がこぼれた。
「私の人生の光に、
愛しい人、お誕生日おめでとう。この香り、気に入ってくれた?これは私が初めて選んだ香りだと自慢できるわ。選んだ香りはどれもあなたを思い出させる香りだった。文字通り白い世界を明るく照らすようなあなたの素敵な笑顔、あなたの素敵な鼻、あなたの白い肌、あの素敵な唇、あなたの自然なフルーティーな香り、そしてもちろん、私の退屈な白黒の世界をカラフルに彩ってくれるあなたの素敵な笑顔。
あなたに関するあらゆることに私がどれほど夢中になっているか、言葉では言い表せません。あなたと出会えたことで、私は生きている中で最も幸運な男だといつも思っています。こんなに可愛くて、面白くて、生き生きとして思いやりのあるボーイフレンドを与えてくれた神に毎日感謝しています。あなたが私に必要なものすべてです。それ以上は何もありません。
愛してるよ、サンヌー
あなたのソンフンから
