ぼっち攻略大作戦

エピソード03

「君、かわいいね」

「…ウザい。ついてきたら殺すよ」

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「どうしようマジで……」

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「めっちゃ綺麗だな」

「ほんと頭おかしいんじゃないの……」



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ジョングクは考えれば考えるほど、納得できなかった。

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「めちゃくちゃ可愛いのに、なんでボッチなの?」

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「んー…そりゃもちろん、性格?」

「は?」

「性格、超終わってるじゃんww」

「死にてぇのか?」

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「お?やあ」

また無視して通り過ぎると思った。
でも女の子は振り返って、きれいな唇でこう言った。

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「うぜぇ。話しかけないでくれる?クラスにも二度と来ないで。でなくてもクソみたいな気分なんだから」

「じゃあね」

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「バイバイ~」

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「うん」

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「…今の、返事したじゃんw」

「キム・テヒョン」

「なに、ジョングク?」

「今日はお前が死ぬ番だ」

軽く小突いただけなのに、周りがざわつき始めた。

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「なんであいつらあんな感じ?」

みんながひそひそ話してる。

「またジョングクがテヒョン殴ってる」

「テヒョンかわいそう」

「あいつヤンキーでしょ」

「うわ、こわ…」

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「いや、みんな違うんだって。ふざけてるだけで…」

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「ジョングク、どいてくんない?道ふさいでるし」

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「俺の名前知ってんの?」

「有名だもん。怖いし性格悪いけど人気はあるって」

「お前はどう思ってんの?」

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「怖いとか人気とかはどうでもいいけど、性格悪いのはガチだね」

「お前、名前は?」

「知る必要ないし。あんたと友達になる気ない」

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「じゃあ友達じゃなくて恋人は?」

「黙れ。口裂かれたくなければ」

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「愛してるよ~」

「いつ見たって言うのよ。うざいな」

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「いや、俺ぐらいならいいじゃん?」

「やだ」

「俺みたいにイケメンなやつ、そうそういないぜ?」

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「隣にいるじゃん。イケメン」

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↑↑↑イケメン↑↑↑

「いや、確かにイケメンだけど…ちょっと残念な奴じゃん」

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↑↑↑イケメンだけどちょっと残念↑↑↑

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「友達になろうよ…ね?」

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「名前はキム・ヨジュ」

「じゃあね」

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「キム・ヨジュ、絶対俺のものにするから」

「覚悟しとけよ」