逃す

第1章

君は今、どこにいても私のことを覚えているだろうか? 僕のいない場所にいるのに、今何をしているの? いつも君のことを覚えている女の子がいるって知ってる? 何をするにも君のことを考えている。でも、現実の厳しさは分かっている。君が僕の存在すら知らないなんて、自分が妄想に陥っていることを笑う。それでも、僕は狂おしいほど夢中になれる。スマホの画面越しに君の行動を追うことしかできない。それだけで僕は幸せになれる。