台湾に残る、あの日の約束

EP1 祖父が残したスケッチブック

「台湾に、また行きたい。」


子どもの頃、祖父はよくそうつぶやいていた。

だけど、その願いは叶わなかった。


遺品を整理していたある日、古びたスケッチブックが一冊見つかる。


最後のページには、学校のような建物と、その横に添えられた一文。


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『また この場所で会おう』


そのページには一枚の写真が挟まっていた。

祖父の横にいる男性は知らない人だった。


とても親しげに笑う二人…


この人は、誰なんだろう?

この人が、また会いたかった人?



気づけば私は、

台湾行きの航空券を予約していた――。

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