「台湾に、また行きたい。」
子どもの頃、祖父はよくそうつぶやいていた。
だけど、その願いは叶わなかった。
子どもの頃、祖父はよくそうつぶやいていた。
だけど、その願いは叶わなかった。
遺品を整理していたある日、古びたスケッチブックが一冊見つかる。
最後のページには、学校のような建物と、その横に添えられた一文。
遺品を整理していたある日、古びたスケッチブックが一冊見つかる。
最後のページには、学校のような建物と、その横に添えられた一文。
『また この場所で会おう』
そのページには一枚の写真が挟まっていた。
祖父の横にいる男性は知らない人だった。
とても親しげに笑う二人…
この人は、誰なんだろう?
この人が、また会いたかった人?
気づけば私は、
台湾行きの航空券を予約していた――。

