問題があれば削除します。アーティストを貶める意図はありません。
すべての内容は現実とは無関係です。
< bgmと一緒にご覧いただくと没入感が高いです。>
<コズ動物病院>
今日も大変なこの手のかかる子たちと一緒に出勤したあと
少しだけ昼休みだ。
ミョンミョンが「ユリムピングおじさ〜ん!」
ミョンミョンがちょこちょこ走って行って、ユン・ユリム先生の足にしがみついた
ハナ '…ユリムピング?'
タプンが「ユリムだからユリムピング、ティニピンのテレビに出てくるみたいに」
ユリム先生「ハナ先生、これすごく気に入りました。もう私、ユリムピングです」
ユリム先生「ところでハナ先生、保育園でも開きます? ,,かわいい子たちが増えてきますね?
今日はお忙しいですよね? 子どもたちは私が休憩室で見ておきますよ〜"
ハナ「先生、本当に天使ですね…」
ユリム先生「代わりに子どもたちに私のギャグを聞かせてもいいですよね?」
ハナ「…それは子どもたちに聞いてください」
そうして小さな子三人は、ユリムピングに手を引かれて休憩室へ入っていった
ドアの隙間から「世界でいちばん貧しい王様は〜」という声が漏れ聞こえてきた
昼休みが終わって午後の診療が始まると、待合室はまたそのうさぎの話で大騒ぎになった
保護者「先生、もしかしてあのうさぎ見ました? イケメンうさぎ!」
保護者2「私、昨日公園で三時間も待ってたんですよ〜」
最近、病院の待合室の話題はすっかりそのうさぎ一色だった。

城北区の路地あちこちに現れては近所のおばあさんたちに愛嬌をふりまき、
にんじんをもらい、写真を撮ればポーズまで決めるという白いうさぎ
人々はそのうさぎを「城北区のイケメンうさぎ」と呼んでいた。
ユリム先生「ハナ先生、これ見てください! このうさぎ、ほんとにハンサムでしょう?」
ユリム先生がスマホを差し出した。
画面の中のうさぎは、丸い顔に黒い目、耳を少し傾けたまま正面を見ていた。
ハナ「…うさぎにハンサムって言葉、初めて使いました」
ユリム先生「でもここ数日、誰も見つけられてないんです。だからみんな探し回ってるんですよ!」
その言葉を聞いた瞬間、私は思わず休憩室のほうを振り返った
朝そのニュースを見てから、三人は妙にずっと窓の外ばかり見ていた
ハナ 'まさか…'
午後の診療の合間、少しコーヒーを買いに出た。
路地の角にフナ焼きのトラックが止まっていた。
ハナ '子どもたちに買っていく?…いや、コーヒーが先'
そのときだった。
フナ焼きトラックの車輪の後ろで、白い何かがぶるぶる震えていた。
ハナ「……え?」
しゃがんでみると、うさぎだった。
白くて丸い顔
黒い目
でも毛はよれよれで、耳はしょんぼり垂れていた。
ハナ 'もしかして…イケメンうさぎ?'
ニュースの写真と比べると、今はイケメンというより「苦労したうさぎ」に近かった。
そのとき路地の向こうから、人の声が聞こえた。
人々「こっちで見たって!」
「イケメンうさぎ〜、どこにいるの〜!」
うさぎは体をさらにぎゅっと縮めた。
人の足音が近づくほど、小さな体はもっと激しく震えた。
ハナ「大丈夫…こっちにおいで、姉ちゃんが隠してあげる」
手を差し出すと、うさぎは少しのあいだ私をじっと見つめてから
ぴょん
私の腕の中へすぽんと飛び込んできた。
人がどれだけ呼んでも出てこなかった子が、私には一秒で
私はうさぎを白衣の中にしっかり隠して、何事もなかったふりで病院へ戻った。
結局、コーヒーは買えなかった…

診察室で体を診たけれど、けがはなかった。
ただ数日間、人を避けて隠れていたせいで疲れていただけだった。
ハナ「ずいぶん怖かったのね…」
うさぎは私の手のひらに顔をうずめた。

でもこのうさぎ、妙だった。
待合室のテレビにちょうど『イケメンうさぎ』のニュースがまた流れた。
アナウンサー「城北区のイケメンうさぎ、依然として行方は分かっていません」
画面に自分の写真が映ると、うさぎがぱっと顔を上げた。
それから前足でよれよれの顔をさっさと拭き、耳を整えた。
ハナ「……今、身だしなみ整えてるの?」
笑いがこみ上げた。
ハナ「まあ、ハンサム〜 本当にイケメンだね〜」
私の言葉にうさぎの耳がぱっとピンク色に染まった。
ハナ '…うさぎも照れると耳が赤くなるのかな?'
専攻を学んだときは、そんなこと習わなかった。
そのとき診察室のドアが勢いよく開いた
ユリム先生「ハナ先生〜 次の患者さん…え? それ何ですか?」

私は反射的にうさぎを白衣の中へすぽんと入れた
ハナ「これですか? カイロですよ、カイロ。ちょっと寒くて」
ユリム先生「…ハナ先生、そのカイロ、動いてますけど?」
ハナ「最近のカイロは性能がいいので…」
白衣の中でうさぎがもぞもぞするたび、背中に冷や汗が一滴ずつ流れた

ユリム先生は首をかしげながら出ていった。 この病院では秘密が一つずつ増えていく
ドアが閉まるやいなや、今度は休憩室のほうから小さな足音がちょこちょこ聞こえてきた
ミョンミョンが「お姉ちゃ〜ん!」
三人が診察室へわらわら入ってきて、同時に止まった
くん くんくん
三人が私の白衣の中のうさぎに、鼻をぴたっと近づけた
タプンが「……やっぱり」
リンリンが「…うちらと同じ匂いがするぅ」
ミョンミョンが「ほんとだあ! あいつも私たちとおんなじだあ!」
ハナ「同じ匂い? どういう匂い?」
三人は顔を見合わせると、口をきゅっと閉じた
…なんだか私だけ知らないことがあるみたいだ
退勤して家に帰り、うさぎを洗って毛を乾かしてやると
ようやくニュースの中のイケメンうさぎが戻ってきた。

ふわふわの白い毛
丸い顔
うさぎはリビングの真ん中に陣取って、上品ににんじんをもぐもぐ食べた。
ミョンミョンが「なんであんなにおとなしくしてるのぉ? 王子さまみた〜い」
ハナ「そうだね、名前を何にしようか」
考えてみれば、このうさぎは三日間も近所の人たちがあれほど探し回っていたのに、一度も捕まらなかった
三日間、一度も捕まらなかったうさぎ
ハナ「よし、君の名前はサムハンだ」
うさぎの耳がまたピンク色になった。

タプンが「…あいつ、照れてるんでしょ?」
洗い終えて出てみると、リビングは騒がしかった。
そして、子どもが四人いた。
ミョンミョン、タプン、リンリンのあいだに、見たことのない子どもがひとり座っていた。

もう驚きもしない
白い髪に丸い顔
笑うとえくぼがすっと入る子
その子は私を見るなり、みるみる涙ぐんで、

サムハン「お姉ちゃ… ひっく… ありがとぉ…」
ハナ「……」
泣きながらしゃっくりまでしている子を見て、私はその場にへたり込んだ
ハナ「違う違う、泣かないで…大丈夫だから」
背中をぽんぽんしてやると、サムハンは私の袖で涙をぬぐってから、またひっくとした
ミョンミョンが「サムハン、泣かないでぇ ここはお姉ちゃんの家だよぉ 怖くないよぉ」
ミョンミョンがサムハンの手をぎゅっと握った
タプンが「泣き虫だね」
サムハン「サムハンは泣き虫じゃないよぉ… ひっく… 目に髪の毛が入っただけ…」
タプンが「……そう、髪の毛」
リンリンは黙ってティッシュを一枚引き出し、サムハンの前に差し出した
それでやっとサムハンはすすり泣きながら、にこっと笑った。両頬にえくぼがすっと入った
ミョンミョンが「よし、じゃあこの家のルールを教えるね。私がいちばん先に来たから、私が兄ね」
タプンが「それ、リンリンがまとめたんだけど」
リンリンが「…日曜日は私」
サムハンが「じゃあサムハンはいつお姉ちゃんの隣で寝るの?」
三人が同時に凍りついた
…一週間は七日で、今は四人だ
ハナ「みんな、もう一緒に寝よう…」

ミョンミョン・タプン・リンリン・サムハン「わああ!!!」
今度は四人だ

そして窓の外、暗い路地のどこかで、誰かがスマホの明かりを照らしながらつぶやいた。
「…確かにこの町に入ったのに」
面白かったら、いいねお願いします!
作者の大きな力になります! 😆


