冬が始まる頃

や..や、気をつけて!

「おい! 何してる!! 離せ!」

ウンホは何も言わずに図書館へ向かった

「しっ、落ち着いて静かに話して」

ウンホは私を図書館の隅のほうへ連れていく

「はぁ…… 君のいたずらにも限度があるよ。ほどほどにしなきゃ……」

「(冗談じゃないんだけど……) ふふ、ごめん。君があまりにもチンピラと話してるから……」

「ここに何しに来たんだよ、ほんと」

「おいおい、静かにしろって」

ウンホが突然近づいてきて、驚いて後ずさった拍子に後ろにあった本にぶつかり、本が落ちそうなくらい揺れる

「おい、おい、気をつけて!」

ウンホは下に落ちる本を止めようと、私を抱きかかえた

「おい、大丈夫? どうしよう、どこ見てるの」

「ああ大丈夫、こんなのくらいで、男の中の男はこんなので大げさに騒がない」

「男の中の男って何だよ……」

私は落ちてくる本を拾いながら、ある子を見た。何かぶつぶつ言いながら私たちに近づいてくるのに、声はまったく聞こえず、顔だけが見えた。これが本物の少年の顔だと言っているみたいな顔だ。まさに少年漫画の王道主人公を見ている気分だった。

「おいおい……」

誰かが私にささやいた

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