「薬が手に入ったので、戻りましょう」「お兄さんはまだ退院できません。2日間経過観察が必要です。今夜家に帰って、明日また来てください」「わかりました、ありがとうございます」「わかりました」私の口調は思いのほか落ち着いていた。泣かず、騒ぎ立てず、昔の恨みを口にすることもなかった。7年は長すぎる。彼の夢を見るのをやめようとした。記憶から彼を消し去ろうとした。好きになるのをやめようとした。6年間、彼を忘れようとしてきた。しかし、突然、彼が目の前に現れた。外見は穏やかだったが、内心は激しい感情の海だった。それは愛ではなく、恐怖だった。私は恐れていた。今もなお恐れていた。
「何か考え事をしてるの?」チャニョルが私の肩を軽く叩いた。「ああ、いや」「まだだめって言うんだね」「まだ…彼のことが好きなの?」チャニョルはまた言葉を詰まらせた。私はくすくす笑った。「何年も経ってるわ。ただ怖かっただけよ。だって、最後に会ってから7年も経ってるでしょ?」「本当?」「本当」チャニョルはすっかり安心したようだった。
「もう遅いよ」「今日は残業だ」「一緒に行くよ」「いらない」「うん」「わかった、わかった。ここで待ってて」二人はベンチに座り、一言も発しなかった。「SJ」「ん?」「まだ彼氏作るつもり?」「できると思う?」「どうして?うちの病院にはイケメンいっぱいいるよ」「何?ただ恋愛したくないだけ」「今年25歳だよね?」「うん」「私も28歳だよ」…「どうしたの?恋愛したいの?」「したいけどできない」「ん?」チャニョルは私をじっと見つめて、突然笑った。「好きな子が私のことを好きじゃないみたいだし、どうしたら恋愛できるの?」「じゃあ可能性は低いかも」「ふーん、まだ友達でいいの?」「だめ」「じゃあ彼女でもいいわね」チャニョルは小さく呟いた。「何?」 「何でもないよ」 どうしてだんだん声が小さくなっていくの?蚊みたいに。チャニョルは立ち上がった。「ちょっと不安になったから。何か食べに行こう」「わかった」私も立ち上がり、一緒に外に出た。
