私が死ぬ5分前

11 . 会う?

 













あ....くそ、日が昇った?


昨日家に入ってから、すぐ洗ってそのまま横になった。家に着いたのはたぶん5時くらい? 5時半くらいだった気がするし、あれこれちょっと片づけて洗ってたら6時過ぎには横になって、そのまま寝た。たぶん7時くらいに?


今の時刻は午前9時。


いつも出勤する日は12時過ぎに起きるのが日常だったのに。


強制ミラクルモーニングだ。


...


え、じゃあ私14時間寝たの?( ほぼ冬眠 )





















4時の授業が終わって家に着いたら6時を過ぎていた。 


保護者公開授業のせいでちょっとおしゃれして着たら不便で、チェ・ヨンジュンに家に寄るから来るなって言ったのに、わざわざ来て家まで送ってくれた。(これなら運転手じゃないか)


チェ・ヨンジュンは前で待っていて、私は適当にニットにズボンを履いて出ようとしていたら、玄関チャイムが鳴った。


ピンポーン.


...


あ、くそ、チェ・ヨンジュンのやつ、待つこともできないのか。


"すぐ出るってば、ちょっと待って-"


なのにもう一回。


ピンポーン.


はぁ、待てって言ったのに。


"あ、なんでそんなに急ぐの-"


私は玄関へ行って、勢いよくドアを開けた。


"私 家がそんなに気になる-"


ほんの一瞬、見知らぬ香りを嗅いだ。


チェ・ヨンジュンではなかった。





私はゆっくり顔を上げた。











"...スンウさん??"


"こんにちは、ウンさん..ㅎㅎ"
"急に来て驚きましたよね、すみません。"


"あ...えっと、でも私の家の住所はどうやって知ったんですか?"


"ウンさんのお母さんが教えてくださって-"
"よろしく頼むって。"


あ....お母さん、お願いだから-


"それで、出かけるところみたいですね。"
"私に会えないって言った理由、今のこの約束のせい...ですよね?"


"あ、はい、そうですㅎㅎ。"
"とりあえず入ってください.."


....


あ、くそ、入れなきゃよかった。



















"家、すごくきれいですね?"
"新築って言われても信じますよ-"


"..新築、合ってます..ㅎㅎ"


"..あ。"
"ゴホン、ゴホン。ひとり暮らしですよね? ルームメイトはいなくて。"


"はい、ひとりで暮らしてますㅎㅎ.."


めちゃくちゃ気まずい。


いや、急に何しに来るんだよこの人は。


今何時だ?


会話をしながら、気づかれないように目を動かして時計を見た。


6時43分。


チェ・ヨンジュンには40分までに出るって言ったのに...


確かに自分では気づかれないように見たつもりだったのに、スンウさんは気づいたみたいだ。


"あ...私が余計な失礼をしましたね。"
"何の話もなく、いきなり訪ねてきて。"


"あ、いえいえ。"


"約束があるっておっしゃってましたし.. 出てください-"
"私が無駄に迷惑をかけているだけじゃないかと思って..."


ここで出ていくべきなのは私じゃないよな....?


ここ、うちなのに...


"あ、私は大丈夫です。"
"謝らなくてもいいのに..."



約3秒ほど沈黙が流れた。


"ウンさんって本当に親切なんですね。"
"うさぎみたいです、うさぎ。"


"....うさぎですか?"


.....?


うさぎ....?


私、そんなに小さい....?


...


回避型だってことを遠回しに皮肉ってるのか?



"うさぎってすごく可愛くておとなしいじゃないですか。"
"うさぎに似てますよ、ウンさん。"


"あはは... うさぎに似てるなんて、初めて聞きます.."
"か...感謝すべきなのか...ㅎㅎ。"


"褒め言葉ですよ。褒め言葉として受け取ってください。"


"褒め言葉、ありがとうございますㅎㅎ。"



















あ....もう本当に出なきゃ。


もう、言わなきゃだよね?


"あ、でも私がその...."


まさに言おうとしたタイミングで、


ピンポーン.


"ペウン、早く出てこいよ-"
"疲れたって寝たんじゃないだろうな?"


ドアの向こうからチェ・ヨンジュンの声が聞こえた。


...


あ....


終わった。




















photo







....沈黙が流れた。


スンウさんが動揺しているのが分かった。


実はその人に背を向けていたから表情は見えなかったんだけど、見えた。


"....友達の方が来たみたいですね、出ていってください。"


"....あ、はい。"


いや、くそ、なんで『はい』なんだよ。


ここで出ても変だし、出なくても変だし。


もう私の口が勝手に言っちゃった。


このまま、あ、いえ。って言って出ないのも頭おかしいし。


玄関ドアを開けた。


チェ・ヨンジュンのでかい体が私を隠した。


"何だよ、準備終わってるのに何で出てこなかったんだ。"
"40分までに行くってお前が言ったんだろ。"



チェ・ヨンジュンは私の顔を見てから、視線を家の中へ戻した。


私と家の中の景色を交互に見た。


"あ.... その、お見合いした相手。"



スンウさんはソファに座っていたが、ぱっと立ち上がった。


"こんにちは、はじめまして。"
"ホン・スンウと申します。"


スンウさんはチェ・ヨンジュンに先に右手を差し出した。


"あ、はい。"
"こんにちは。"


チェ・ヨンジュンは彼と手を合わせて握手した。


くそ.....はぁ....


この二人の真ん中で私は何をすればいいんだ。


状況そのものがめちゃくちゃ意味不明だった。


挨拶はなんで...?


握手はなんでし。


"....."
"スンウさん、あとで連絡します。"
"早く行ってください、もう遅いですし-"


"あ、はい、では失礼します。"
"楽しい時間をお過ごしください。"


バタン-


ドン-





.....





チェ・ヨンジュンは何も言わなかった。


私が先に口を開かなきゃいけないのに、言葉が出なかった。


"来ちゃいけなかったのか、俺は。"


"違う、ごめん.."
"私がもっと早く帰らせるべきだった。"
"仕方なかったの。"


"もういい-"
"私、お腹すきすぎ。"
"早く出よう。"


"ㅋㅋ...こんな時だけ腹は減るんだな。"
"どこ行くの?"




















チェ・ヨンジュンは私を車に乗せて、どこかへ着いた。


お酒屋が多いことで有名なコンデに着いた。


何だか高級そうなレストランに入った。


外から見たときは分からなかったけど、人がかなり多かった。


人気のある飲み屋みたいだ。


席に座ってメニューを頼んでも私がぼんやりしていると、チェ・ヨンジュンが声をかけた。


"あの、ペウンさん?"
"少しは気をしっかり持て-"


"あ、ごめん。"
"今、ちょっと頭が回ってないんだ、私。"
"はぁ... 頭がごちゃごちゃする。"


"何をそんなに複雑に考えてるんだ。"


"いや、お前だったらそうならないのか?"
"スンウさんがどう思うだろうって-"
"ただの男を適当に連れ回して、でもお見合いはしてる.... そんな軽い人だと思わないか?"


"....."
"私がただの男?"
"うわ...."


チェ・ヨンジュンは大きな手で口をふさいだ。


"....?"
"いや、そういう意味じゃなくて-"


"もういい、帰る。"


"あああごめん!!!"



















"ご注文のお料理です。"



料理の匂い(+お酒の匂いㅎㅎ)を嗅いだら、少し生き返った気がした。


"好きなだけ飲んで、少しは頭を空っぽにしろ。"
"あの人も別に何とも思ってないはずだし?"


"はぁ...そうかな?"


私は料理を一口かじった。


"は...やば。"


"なに。"


"最高にうまい♡"


"....は、ほんとに。"
"この感情の振れ幅なんだよ?"


"おい。さっさと酒でも注げ。"


"はい、お嬢様-"


久しぶりに酒を一口あおった。


"あ...生き返る。"
"チェ・ヨンジュンが注いでくれたから、ちょっともっとおいしい気がするけど?ㅎㅎ"


"またくだらないこと言って。"
"お前、普段の酒量どれくらいだ?"
"8本くらいは基本で飲むんじゃない?"


"何言ってんだ..."
"2本しか飲めない。"


"嘘つけ?"
"前に5本飲んだじゃん。" (漢江で...)


"あ、あれとは違うだろ。"
"あれは死...のうと思ったから。"
"うわ、でも5本はほんと、人間が飲む量じゃなかった。"
"あのとき頭が割れそうだった。"
"世界が二つに裂けて..."
"とにかく、お前はそんなに飲むな..."


"一度に5本も飲む狂ったやつがどこにいるんだ。"


"その狂ったやつがまさに私です...."





ビールを一杯、気持ちよくあおった。


チェ・ヨンジュンも飲み続けた。休まずに。


そして口を開いた。


"そのスンウって人、いいのか?"


"うん、感じのいい人だったけど?"


"会うつもりなのか、じゃあ?"


"..え?"


"結婚もするのか?"


"話がなんで急にそうなるの..?"


“…"
"ただ聞いただけだよ、ただ。"


"....さあね。"
"人そのものはよさそうだったけど。"

"会うかな?"


"...."
"それをなんで私に聞くの。"


"ㅋㅋㅋ私もただ聞いただけだよ〜"
"動揺しちゃって、まだまだ子どもっぽさが出てるな?"


"なんでもかんでも若いって言う。"
"何も言うことないと年齢で押し切ろうとするんでしょ?"


"うん、私のスキル。"


"ご飯でも食べろ。"





...確かに。


固まった、表情が。


私が冗談で会うかな? って言ったとき。


笑みがすっと消えた。



















"おい、お前運転はどうするつもりでそんなに飲んでるんだ-"
"これ、ひとりで全部飲んだのか?"



テーブルの片隅に瓶が山ほど積まれていた。


"代行でも呼べばいいだろ。"
"私だって酒に強い。"
"それにお前もかなり飲んでるだろ?"
"横見てみろ、1、2、3、4...."


"喋る量が増えたのを見れば、もう酔ってるんだな?"


"酔ってないって-"


"ぷっ、耳がなんでそんなに赤いの-"


久しぶりに声を出して笑う。


....あ、気分いい。


何年ぶりかに誰かと酒を飲んで遊ぶから、楽しい。


口角が上がって、目が自動的に閉じた。


"あ、でも。"


目がぱっと開いた。


"なんだ。"


"私、ほんとどうしよう..."
"スンウさんが変に思う気がして-"


"この話、今で5回目だって分かってる?"


"もっと早く帰らせるべきだった。"
"私は本当にバカだ...."


頭をかきむしった。


"変に思わないってば、おばさん-"


"無駄に迷惑ばかりかけて..."
"私、本当にごめん..."
"お前もさっき気まずかっただろ?"


"いや、はぁ..."
"お前はなんでそんなにいつも謝るんだ?"


"え...?"


"私と会うたびに、なんかしょっちゅうごめんって言うじゃん。"


".....え?"


"さっきも私にごめんって言ったし、今もそうだし、イ・ドンヒョンに殴られたときもごめんって言ってたろ、お前。"
"それに前はパトカーの中でもごめんって言ってたし、学校に通ってたときでさえ。お前、いつも私にごめんって言ってたじゃん。"


"...今なんの話をしてるの..?"
"パトカー...?"
"何の....パトカー?" (そのとき酔ってて記憶がない。 <6話参照!>)


"はぁ...とにかく。"
"ごめんって言うの、もうやめろ。"


"ごめんだからごめんって言うんでしょ..."
"私が悪いんだから-"


"お前は何も悪くない."


"...."


"だから私の前でごめんって言うな。"
"もう一回でも言ったら。"


....


私、どうしてこんなふうなんだ....?


酔ってるせいでこんななの....?


なんでこんなに....震えるんだ。


顔も赤くなって-


あ..... 焼けそう。












































来た来た、試験期間が死なずにまた来た...... 勉強しながら合間に書きます、私を置いていかないでみんな😭 






*書いてるときは確かに何も問題なかったのに、投稿したらまた文段が変わってるんですよね.... これは私にはどうすることもできず、FanPlus自体でエラーが起きているみたいです。早く直ることを願いつつ.... 感想でご不便をおかけして申し訳ありません。

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