いつも通り、ハナとのデートが終わって家に帰ってきた。
今日はハナに抱きしめられて、とても幸せな日だった。
ゲホゲホ
家での静けさを破る泰山の咳が聞こえてきた。
はぁ... また始まるのか...?
泰山は、ただの軽い痛みではないと思った。

実は泰山の家は貧しかった。
この話をするには、泰山の幼い頃から話さなければならない。
幼い頃、
両親は早くにこの世を去り
幼い泰山は祖母と暮らすしかなかった。
それから祖母までもが泰山の高校入学を前に亡くなり
祖父はずっと前に亡くなっており
そうして一人で高校に通うしかなかった。
高校でハナに出会い
そうして生きていく理由ができた。
