... 一睡もできなかった。
寝たといっても、せいぜい4、5時間...
徹夜したようなものだ。
濃いクマを目の下に作ったままベッドから起き上がった。
"?"
隣のベッドを見たが、サンヒョクはいなかった。
不思議に思って周りを見回した。
ピッ- チリン- ガチャ-
外からサンヒョクが戻ってきた。
"どこ行ってたの?"
"散歩。飲み物も買ってきたけど、飲む?"
"うん!!"
聞くと、サンヒョクには朝早く起きて散歩など、外を歩き回って戻ってくるルーティンがあった。
ベッドに座ってカフェモカを飲みながらスマホをいじった。
"でも、私がカフェモカ好きなの、どうして分かったの?"
"昨日もそうだったし、普段もそればっかり飲んでたから。"
"おお..."
もともと人の世話をよく焼くのは知っていたけど...
ときめくのは、いったい何のせいなんだろう...?
ついストローをガジガジ噛んでしまった。
"案内どおり、今日は干潟体験に行くよ。宿を一緒に使ってる子たち同士、2人ずつ組になって並んで."
なんでよりによってまた宿なの!!
ホテルを出て少し歩くと、海が現れた。
水がほとんど引いていた。
"みんなあそこで渡されるものを着てきて。ほかのクラスに勝手に行かないで."
"はい〜"
長靴を受け取りに行く途中、ハヌルと会った。
"ハヌル、ハン・テサンは大丈夫?"
"うんㅎㅎ... 一緒に回ってるんだけど、すごくイケメンなんだよね? 今日も来る途中、胸が張り裂けるかと思った!!
"そうなんだ... ハン・テサンがイケメ..."
"先生、早く行って!!"
担任の言葉に、慌てて子どもたちの集まる場所へ向かった。

