上着を置いて皿を持ち、料理を取りに行った。
肉、ご飯、サラダなどを山ほど持ってテーブルに戻ると…
"?"
尚赫と泰山がちょうど隣のテーブルに座ろうとしていた。
私は近づいて小声で言った。
"ほかの席行って。今日はハヌルとだけ食べるんだよ..."
"テサンとイ・サンヒョクだね? すぐ隣の席じゃん、偶然?"
その間にハヌルが戻ってきた。
結局、気まずいままご飯を食べるしかなかった。
"テリ、ちょっと..."
ハヌルは別の皿にさっき食べたものの中からいくつか選んで、私たちのテーブルじゃなく隣のテーブルへ行った。
"テサン... これ食べてみたんだけど、おいしくて..."
"そう? ありがとう."
ハヌルは料理を渡して席に戻ると、一人でときめいていた。
さっきの笑い方が可愛すぎるって大はしゃぎして...
私はハヌルの皿をさっと見た。
'ナスをあげたのか.'
ハン・テサンはナスを食べない。
前に、母親がナスを食べないならお母さんと呼ぶなと言ったせいで、おばさんと呼んだという逸話まであるやつなんだ...
"?!"
テサンは何事もないようにナスを食べていた。
むしろ、微笑んでさえいたけど...?
'あいつも相当落ちてるみたいだな...'
ハヌルはそれからもおいしいものを見つけるたびにテサンに渡しに席を外した。
"また持ってきたの?"
"おいしかったから..."
"おいしいなら君が食べればいいのに."
"もう食べたよ."
"じゃあいいね。ありがとう."
しばらくすると、テサンもハヌルに料理を渡し始めて...
"テリ、これ食べてみて。おいしいよ."
"おいしいけど? これ何?"
"テサンがくれたの..."
ハヌルは恋に落ちたみたいな笑みを浮かべた。
いや、笑みというよりにやにやしていた。
すっ-
"??"
横を見ると、サンヒョクが私にケーキを一切れ差し出していた。
"これ食べて."
"え??"
"ケーキ。6皿食べるくらいなら好きなんでしょ."
"いや、それをなんで言うの...! とにかくありがとう。いただきます."
サンヒョクから目を離してハヌルを見た。
ハヌルは意味ありげな目つきで私たち二人を見ていた。
"ただ事じゃないね、君たち二人〜"
"な、何がただ事じゃないって? 早くご飯食べなよ."
ク・ハヌル、ほんとにいたずらっこだ。
でも... なんで私はそれが 悪くないと思ったんだろう。

