修学旅行

19 : 正しいのか間違っているのか、わからないじゃないか

(まだ尚赫視点)

"...?"


一瞬で頭が真っ白になった。
テリは何も知らない顔で、また俺の腕の中に抱かれていた。


"... 夢か?"


いや、夢であってくれ。
俺は慌てて視線を逸らした。
急いでベッドの布団の中に潜り込んだ。

本当に明日、どうやって顔を合わせればいいんだ...

(翌日 / テリ視点)

"うあ... 頭が割れそう..."


昨日どれだけ飲んだのか、ひどい二日酔いとともに目を覚ました。

横を見ると、尚赫が私をじっと見ていた。
そして目が合った途端、びくっとして体をそらした。
耳が真っ赤で。


"... よく眠れた?"


"うん。君は?"


"俺も。"


... 私、昨日何したんだろう...?
なんでこんなに気まずいの?
思い出せもしない昨夜のことを、ゆっくりたどってみた。


'やばいこれ... 完全に記憶が飛んだ...'


そのとき、ひとつの記憶がよぎった。

あまりにも近い二つの顔、重なった二つの視線、そして...

唇に触れたやわらかい感触...?


"...!!"


顔が一気に熱くなった。

正気を取り戻そうと、むやみに洗おうと風呂場へ入った。いくら冷水を浴びても忘れるどころか、むしろ鮮明になるばかりだった。

どうしてよりにもよって、あれを私ができるわけないだろう!!

洗って戻ってベッドへ向かう途中、尚赫とまた目が合った。


"... 昨日、お前に何かした?"


"何もしてないよ..."


"顔が真っ赤なのに、何でもないわけないでしょ?"


尚赫は最後まで口を固く閉ざしていた。
ああしてたら、私の記憶が 合ってるのか違ってるのか分からないじゃん...!!

幸い部屋には酒臭さなんてまったくなく、痕跡もきれいに消してあった。これぞ完全犯罪だ!

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尚赫っぽいのに尚赫じゃないような尚赫の写真

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