私は知っている。
私の心に扉を叩けば、
私の目にはぼんやりと見えるだけの君を
送り出さなければならないのだ。
記憶はあの速い時計の針を
追いかけられずに忘れ去られていく。
だから君を見分けられた最後には笑ってみせるよ。
近づいてくるあの光に灰になりたくなくて、背を向けた。
私たちという色は完璧ではなかったけれど
美しい映画だった。
今この時間は
"初恋"という名前で名づけられるみたい。
あの星も月も愛した私たち。
そうして満たされた空は
手を加えなくても 壊れそうなくらいきれいな天の川みたい。
私たちがとどまった夜の間に咲いた鼓動の音に。
私は夜空に星をつないで君を描いている。
だから今この時間は
"初恋"という名前で消されるみたい。

