隣に住むMrs. Leeがドアをノックする。
一晩中、壁を越えてきたマイクの音に
ノックの音さえも、尖って聞こえる。
うまくいかない作業に
だんだん自己肯定感が下がって、地下5階まで穴を掘る。
エッフェル塔どころか、蛍光灯の下にいるね。
「仕方ない」とひとりごちる。
私に何かアイデアをちょうだい。
昼も夜もなく、眠りを先延ばしにして作業をする。
心拍数を上げるコーヒーを流し込んで
時間はまるで、
時差ボケしないまま
フランスのパリに住んでいるみたいに流れていく。
私の時計は、遠いフライトをしなくても
フランスの時間に変わる。
私のスタジオの灯りは
消えることなくOn & onだ。
目を開けたまま夢を見る。
はあ... くらくらする。
あ、あ! 思い出した。

