短編まとめ

54 : 明日で待ってる

この世界にたったひとりしかいない、あなたのような人。
逃げ出したくなっていた私に


?? : 「また明日会おう。」


と、優しく言ってくれた子こそ、あなたなんだ。

金色に輝くあなたの髪を見て
ときどき、輝く麦畑を愛しているのかと思った。
もしあなたのざわめく足音が
私の耳に届くならどれほど幸せだろう。

そのありふれた約束には、ありきたりな言葉しかないのに
いつも胸がときめいていた。
あなたのおかげじゃないかって?
あなたはまるで、あなたのもとに訪れた奇跡みたいだ。

きらめきに惑わされて、あなたの手をすべて離してしまった。
そうして長くさまよって、気づいた。
ずっと昔の、あなたのひと言を。

私は、あなたと私がきっとまた会う仲だと信じている。
遅くなってもいい、私はずっとここにいるから。
その明日で待っているから。
これ以上の悲しみはないはずだ。
あなたと私が一緒にいる、その明日には。

思い出して、あなたと私の約束を。
私は必ず君を見つける、いや、見つけずにはいられない。
明日で会う私たちは、一緒に向こう側へ行くんだ。

今度は私から先に言うよ。


リウ : きっと明日で会おうphoto

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