..
太陽がまた昇った。飽きるほど明るく、胸が裂けるほど明るい、まぶしい太陽が昇った。見るたびに、どうしても自分の人生と正反対のその明るさが、歯ぎしりしたくなるほど嫌になる。
「今日のバイト何件だっけ。カフェ1件、夜勤1件.., あ、今日はマジで生鮮品の受け渡しもあるし、ほんと頭おかしくなりそう..」
私の年は21。遊んで青春を楽しむ時期だけど、私みたいな人間にとって青春なんて贅沢でしかない。まあ、他の人たちは親の支援を受けて遊んだり、バイトをいくつも掛け持ちしながら、思い出という名で記憶を残していく間、私は生きている地獄だと思いながら毎日を過ごす。
地獄と呼ぶ理由は。私が19歳で、ちょうど成人になる準備をしながら胸をときめかせていたあの冬。父親という人は、私の前に借金を押しつけて消えてしまった。しかもその金は、よりにもよって銀行から無理に借りて利子が膨らんだものより。
もっと。もっとひどいところから借りた金だった。
ある日、猫に似た、チャラついた顔の美男が服をきちんと整えてうちの前まで来た。このとき私は、父が消えてぼんやりしたまま生きていた。でもその男は笑って私にこう言った。
父親という人が HS組織という、聞いたことも見たこともない裏社会の組織から金を借りたんだって。最初は何言ってんだって思って頬をつねってみた。あ、やば。痛すぎて涙出るかと思った。そうして私の青春は、その男との契約書で対等な関係になり
あっという間に地獄へ変わった。
朝から夜まで遅れず時間ぴったりに働く機械みたいな生活は、いつも通り私を無力にさせ、体は急速に壊れていった。みんなが身支度をする時間、私は深く借金するために食べ物を包みながら着飾らなきゃいけなくて、みんなが友達と笑っているとき、私は客の前で営業スマイルを浮かべなきゃいけなかった。
夜になると、せめて少しは息がしやすくなった。朝は暑くて汗が出て不快だけど、夜はひんやりした夜風が私を通り過ぎていくから。もし私がこんな人生を生きていなかったら。夜をこんなふうに見つめただろうか、とも思う。
それでも私は今日も働く。借金を返すために。
失くした私の人生を生きるために。
あの猫みたいなボスから抜け出すために。

