'朝からこのクソやべえの...! '
ヒロインは目を閉じずに一晩を明かした。
テサンへの自分の気持ちを定義できないまま、
テサンに会う朝が新たに明けた。
'あ くそ やばい。'
7時30分だ。
(もともと悪口をよく言う性格ではないけど、イラつくとかなり言うほう^^)
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放課後、二人はソンホに呼ばれて部室に集まった。
ソンホは深く頭を下げて謝った。
"みんな本当にごめん... 祖母が急に入院して、図書館に一緒に行けなさそうなんだ..."
"あ、いや、もちろんお祖母さんのほうが大事だよ。そんなに謝らなくていいって!"
ヒロインは戸惑いながら慌てて言った。
"そうですよ! いや、そうだよ! お祖母さんの健康のほうが大事だし..."
テサンもそれに続いて言った。
"ほんとにありがとう... じゃあ、私は先にちょっと行ってくるね...!"
ソンホはバッグを持って、慌てて部室を出た。
教室には静寂だけが漂っていた。
"... 君はどんな本が好き?"
ヒロインが先に口を開いた。
"推理小説です。"
"そうなんだ..."
"... お姉さんは?"
テサンは言ってから、手が口元へ上がりかけた。
ヒロインともっと話したいという思いから
勝手に言葉が出てしまったのだ。
"私は恋愛もの! 昔のものもいいけど、今のものも好き。『ユンスルの海』もかなり読んだよ。"
テサンは口をきゅっと閉じた。
恋愛小説なんて一度も読んだことがない。
『ユンスルの海』がどんな本なのか、なおさら知るはずもない。
やがてヒロインは塾のために去り
テサンもそのあとを追った。
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'... この本か。'
テサンは書店で本を一冊手に取った。
'ユンスルの海...'
彼は本のタイトルをもう一度読んだ。
実は本なら図書館で借りれば済む。
わざわざ書店に来た理由は、
ヒロインがもしこの本について話したときに
取り出して読んで共通点を見つけたかったからだ。
'お姉さんの好きなものなら何でも一緒にしたい。'

