[完結] 作家は逃げません。
외현
6,364 75
ソンホ
1から10まで



翌日、午後4時

カフェのドアが開くと、チェウンは無意識に顔を上げる

そして見慣れた顔が目の前に現れた


정채은
「 .. いらっしゃいませ 「

いつもと変わらない挨拶だった

でも今日はなぜか声が震えていた

ソンホはそんなチェウンを見て、口元を少し上げた


박성호
「 今日も来ました 「


정채은
「 今日は何を飲まれますか? 「


박성호
「 ? チェウンさんが選んでくれるって言ったじゃないですか 「

チェウンは少し考えてからうなずき、口を開いた


정채은
「 いいですよ、作ってあげます 「


박성호
「 (( にこっ

コーヒーを作っている途中、チェウンは背後から視線を感じた

ちらっと後ろを振り向くと、彼が自分に向かって笑っていた


윤예지
「 チェウン、代表にお前を見て喜んでるって? 」


정채은
「 え…? 」


윤예지
「 やっぱり他人の恋愛が一番面白いよ、あそこでお前を満足そうに見てる 」


정채은
「 ちょっと、何が面白いのよ // 」


박성호
「 ? ふふ 」


정채은
「 なんで…ずっと私のこと見てるんですか? 」

結局、気になって聞いた


박성호
「 かわいいからです 」

何気なく答えるソンホ

その言葉にチェウンは一瞬、胸が速く高鳴った


정채은
「 代表… 」


박성호
「 はい? 」


정채은
「 ほんとに…人がこんなにいるのに平気で言うんですね? 「


박성호
「 どうしてですか? 事実ですから 」


정채은
「 お客さんがいらっしゃるからです // 」

ソンホが席を立ち、カウンターのほうへ近づいてきた

チェウンはなぜかまた胸が速く打つのを感じた


박성호
「 チェウンさん 」


정채은
「 はい? 」


박성호
「 今夜、時間ありますか? 」


정채은
「 どうしてですか? 」


박성호
「 デートしようって言うためです 「


정채은
「 デート…?? 」


박성호
「 はい、」


정채은
「 私としたいってことですか? 」


박성호
「 はい、チェウンさんとしたくて 」


정채은
「 …あ 」


박성호
「 もしかして…嫌ですか? 」


정채은
「 そういうわけじゃないけど… 」


박성호
「 ならよかったです 」


정채은
「 ?? ちょっと待ってください 」


박성호
「 ん? 」


정채은
「 まだ私、返事してないのに大丈夫なんですか? 」


박성호
「 大丈夫ですよ 」


정채은
「 でも… 」


박성호
「 チェウンさんが気楽に言えるように待とうと思って 」


박성호
「 でも僕だけ待つのはちょっと悔しいので 」


정채은
「 ?… 」


박성호
「 だから、頑張ろうと思って 」


정채은
「 何を頑張るんですか..? 」


박성호
「 チェウンさんが僕を好きになれるように、です 」


정채은
「 … /// 」


박성호
「 だから、今夜僕とデートしてください 」


정채은
「 何時まで…? 」


박성호
「 チェウンさんが帰るって言ったら帰ります 」


정채은
「 代表、大丈夫ですか? 忙しいでしょう.. 「


박성호
「 ぷふ .. ふっ、心配してくれてありがとう、、仕事は早く終わらせて来ました 」


정채은
「 何ですか.. ふふ 」 (( くすっ


박성호
「 じゃあ、OKってことですね? 「


정채은
「 ふふ ,, はい 」


윤예지
「 おお ,, チェウン、デートするの? 」


정채은
「 なんでそうなるの // 「


윤예지
「 うまくいったら教えて 」


정채은
「 もう、何言ってるの // 」


윤예지
「 きれいにして行って 」


오후 7:40
遅い午後


박성호
「 チェウンさんはまだかな? 」


정채은
「 ソンホさん…! 」


박성호
「 !…. // 」


정채은
「 ごめんなさい、、少し遅れましたよね? 」


박성호
「 あ .. // 」


정채은
「 ? どうしてそんなふうに見るんですか? 」


박성호
「 きれいだからです 」


정채은
「 またそんなことを..// 」


박성호
「 もともときれいなのに、もっときれいだから 」


정채은
「 恥ずかしいです…,, 」


박성호
「 ぷふ .. ふっ、じゃあゆっくりやりますね 「


정채은
「 何をですか? 」


박성호
「 恥ずかしくならないようにすること 「


정채은
「 そんなことできるんですか? 」


박성호
「 できない気がしますけど 」


정채은
「 何ですか.. 」

ソンホはチェウンにそっと手を差し出した

チェウンも手を取って、握った手を見つめた


박성호
「 僕がチェウンさんを好きな気持ちは、思ったより大きいから 」


정채은
「 .. 手をつなぐのも好きなんですか? 」

チェウンが小さな声で尋ねた

ソンホは考えてから答えた


박성호
「 好きですよ 」


정채은
「 そうですか? 」


박성호
「 うん _ もう少しずつ近づけている気がして 」

チェウンは顔が少し赤くなって、うまく言葉が出なかった

ソンホはそんなチェウンを見て、ゆっくり歩みを進めた


박성호
「 今夜はおいしい店に行って食べましょう 」


정채은
「 ふふ .. いいです 」


박성호
「 それと… 」


정채은
「 ? 何ですか? 」


박성호
「 チェウンさんに聞きたいことがあるんですが、家に帰る前に聞きます 」


정채은
「 どうして今は教えてくれないんですか? 」


박성호
「 今言ったらチェウンさんが逃げる気がして 」


정채은
「 ぷふ … ふふ、私がなんで逃げるんですか 」


박성호
「 (( くすっ 」

チェウンはふと、知らないうちにソンホの手をぎゅっと握った

ソンホも気づいたのか、チェウンの手をぎゅっと握り返した


夕食を簡単に済ませた二人は、ゆっくりと街を歩いた

公園にも通りにも、まだ人がたくさん行き交っていた

チェウンは相変わらずソンホの手を握って歩いている

最初はぎこちなかったが、時間が経つとぎこちなさはなくなった


박성호
「 もしかして寒いですか? 」


정채은
「 あ …. ちょっとだけです 」

するとソンホは着ていたジャケットをチェウンに羽織らせた


박성호
「 これ着てください、、僕は中にもう一枚着てます 」


정채은
「 大丈夫です 」


박성호
「 寒いでしょう _ 着てください 」


정채은
「 代表のほうが寒いんじゃないですか? 」


박성호
「 僕は大丈夫です 」


정채은
「 あ… ありがとうございます 」

ソンホはチェウンの肩にジャケットをかけ、整えてあげた

そして近くなった距離のせいで、チェウンは顔が少し赤くなった


정채은
「 どうしてそんなふうに見るんですか? 」


박성호
「 好きだからです 「


정채은
「 何がですか? 「


박성호
「 こうして一緒にいるのがすごく好きだからです 」


정채은
「 ..// 代表って、元からこんなに正直なんですか? 「


박성호
「 チェウンさん限定で正直なんです 」

チェウンの胸が大きく高鳴った

ソンホはチェウンを見つめてから、歩みを進めた


박성호
「 さっき僕に聞いたこと、ありますよね 」


정채은
「 はい ,, 」


박성호
「 僕がチェウンさんを好きな理由を聞きましたよね 」


정채은
「 私がそんなこと聞きましたっけ? 」


박성호
「 はい、今も表情で聞いてますよ 」


정채은
「 ぷふ .. ふふ、だからどうして好きなんですか? 」


박성호
「 初めてカフェで見たときは、きれいだと思いました 」


박성호
「 でも毎日見るうちに、笑う顔もきれいだし、お客さんに親切なのも好きになって 」


정채은
「 親切なのはソンホさんにもそうじゃないですか 」


박성호
「 だから、もっと好きでした 」


정채은
「 え? 」


박성호
「 僕が代表だと知っても、ほかのお客さんと同じように接してくれたじゃないですか 」


정채은
「 それが好きだったんですか? 」


박성호
「 はじめて、僕が持っているものより僕自身を見てくれる人が、チェウンさんだけなんです 」

チェウンはその言葉に胸が高鳴り、何も言えなかった

ソンホがまた手を差し出したが、チェウンが先に彼の手を取った

ソンホは驚いたようにチェウンを見た


정채은
「 どうしてですか? 」


박성호
「 好きだからです 」


家に帰ってきたチェウンは、胸がときめいて顔が少し赤くなった

今までこんなことはなくて、余計に恥ずかしくてぎこちなかった


정채은
「 あ… すごくぎこちない… 」


정채은
「 私.. ソンホさんのこと、気になってるのかな…? 」

最初はソンホさんが自分を好きだという事実が負担だった

代表という大きな肩書を持つ人なのに、そんな人が自分を好きだという事実が負担だった

でも今はその気持ちを負担に感じない

むしろうれしい

チェウンは気づいた

自分はもう、ソンホに少しずつ好意を抱いていた


手をつなぐ!