CC

3. 面接と再会

同好会について知った翌日、

学校の掲示板を漁って、昨日友達が見せてくれたバンド同好会を見つけ出した。

案内に書かれていた部室を探して行き、少し迷ったあと、ようやく部室を見つけた。

「屋上部屋バンド部」

と紙が貼ってあった。

長い間替えていなかったようで、紙は古びていて端が破れていた。

一度息を吸ってノックをした。

1秒...2秒...3..

カチッという音とともにドアが開いて....

 

「....え? 君はあのときの交換留学生?」

 

この学校で最初に会って、親切に道を教えてくれたその人が立っていた。

 

「あ、もしかして同好会に申し込みに来たの?」

 

まだぼうっとしていて言葉は出ず、頷くだけだった。

先輩は明るく笑って、ドアをさらに開けた。

 

「入って。面接、今すぐ受けるつもりで来たの?」

 

ゆっくりと部室に入った。

ギター、ドラム、マイク、キーボード(ピアノみたいなやつ)、それから他にも名前のわからない楽器や大小さまざまなスピーカーがぎっしり詰まっていて、中には2人の人がさらにいた。

 

「誰?」(同好会先輩1)

 

「あ、数日前に道を教えた交換留学生なんだけど、うちの同好会に入りたいんだって。」

 

「お、そうなの?」(同好会先輩1)

 

先輩1が顔を向けて私を見た。

 

「君、楽器やるの? それともボーカル?」 (先輩1)

 

「あ...私はギターです....エレキで....」

 

「うわ、やば。今ちょうどエレキが足りなくて困ってたんだ。助かった。」 (先輩1)

 

道を教えてくれた先輩が口を開いた。

 

「まずは自己紹介からしようか。俺はチェ・ヨンジュン。ボーカル担当。

俺は25歳なんだけど、兵役を終えてるから今は3年生だ。」

 

ああ、あの先輩が、あの音域が広いっていうボーカル先輩か。

 

「こんにちは。私は2年生として入学したハン・ダエルです。21歳です。エレキギターを弾きます。」

 

チェ・ヨンジュン先輩は笑いながら私を椅子へと導いた。

 

「ダエル? 変わった名前だね。かわいい。ここに座って。」

 

椅子に座ってギターケースを下ろす。

 

「お、ギターも持ってきたんだ? 今すぐ演奏できる?

曲は何でも大丈夫だよ。」

 

私は頷いた。

 

「はい、やってみます。」

 

ケースからギターを取り出してスピーカーにつないだ。あれこれ確認しながらチューニングをした。いろいろ見ていると、ヨンジュン先輩が尋ねる。

 

「もしかして絶対音感...? チューナーなしでやってたから。」

 

少し顔が赤くなる。

 

「あ...はい...絶対音感...まではいかないですけど、チューニングはいつもたくさんするので、特にチューナーは必要なくて。」

 

チューニングを終えて顔を上げる。

 

「もう演奏できそうです。」

 

ゆっくり弦をはじいた。ゆっくり、そして少しずつ速く。

聞き慣れた機械音が流れると、気持ちが落ち着いた。

曲は、ハズビンホテルというアニメのファンが作った「How dare you」という曲だ。

傲慢で尊大な天使アダムがエレキで感情を爆発させる。

曲が終わってギターから顔を上げると、3人の先輩がぼんやり私を見つめていた。

 

「べ...別ですか...??」

 

我に返ったようなヨンジュン先輩は首を振って、ぱっと笑う。

 

「いや。あまりに驚いて。ほんとに上手い。ギターやりに大学来たの?」

 

首を振る。

 

「あ..いえ...私は法学部です...」

 

口笛が聞こえた。

 

「法学部? ほんと意外だね? すごくいい。合格。もちろん合格だよ。」

 

ヨンジュン先輩が手を差し出す。

 

「よろしく、ダエル後輩。」

 

手を握り返す。

 

「はい! よろしくお願いします!」

 

 

手繋ぎお願いします

 

 

 

 

 

 

ヨンジュン のファンに人気のストーリー