イハン:え?大丈夫だよ、うん……平気。あ、兄さんがバトロワやるって言ったっけ?
話をそらした。
君と別れてから一週間。
最近、嘘ばかり増えていく。
何も知らないくせに、友達の前で君の悪口を言いそうで。
(一週間前)
??:別れよう。
イハン:ベイビー?何を言ってるの……?
もともと人が多い場所に雨まで降って、さらに騒がしい日だった。
でも、君の言葉はその雨音さえ突き抜けて、お前の耳に届いた。
??:別れようって。
僕は口をぎゅっと結んだ。
わざと、また聞こえないふりをした。
大人ぶってみようとしたのに……
結局、あの日はあっけなく別れた。
まだ君のことが好きで、怒ることさえできなかった。
家に帰る途中で一人で感情をぶちまけて、入るなり格好つけようとして着てみたジャケットを床に思いきり投げつけた。
しばらくは平気だったのに、一日二日と過ぎるほど君との思い出が浮かんできて、結局壊れてしまった。
人の感情って本当にクソだ。
上がったり下がったりして、もどかしくさせる。
大人みたいに見られたいのに、やっぱりまだ子どもなんだろう。
こういうときは、いっそもっとひどい言い方にしてくれればよかったのに。
君なんて大嫌いだとか、君が気持ち悪くなっただとか。
『別れよう』のその一言のほうが、ずっと残酷だ。
泣いてる。
子どもみたいに泣いてるのに、誰も知らない。
泣き続けて。
君が去ったって事実が信じられなくて、泣いて、また泣いてる。
私、もう二度と恋なんてできない。
本気で狂いそうなんだよ。
君を見るたび、君は別の誰かと楽しそうに笑っていて、俺はそれがあまりにもつらい。
友達の前では、必死に笑顔を作ってる。
でも、一人で家に帰る道ではまた泣く。
君が笑うと、胸が焼ける。
人前では今日も私は
果てしなく嘘をついてる……

